2010/01/31

ライ麦畑でつかまえて


☚1984年5月20日第1刷発行
2009年6月30日第111刷発行
J.D.サリンジャー

感想は保留。

2010/01/24

現代思想


☚2008 8 vol.36-10
特集…ゲーム理論
-非合理な世界の合理性

孤独であるためのレッスン


☚2001年10月30日 第1刷発行
 2005年6月5日 第12刷発行
諸富祥彦著










この著者の様に
独りでいること、独りである事の大切さを
説いてくれる人がいて良かったと思う。
孤独であることで初めて、
自分の心の奥からの声を聴くことができるし
そんな自分とのスタンスが
様々な人と付きあっていく事の上で
お互いの大切な言葉にならない感情までも含めて
尊重し合える関係を築くことになるのだろうな。

自分の明るい場所も暗い闇の場所も
自分で受け入れて認めてあげることは大切な事だ。

自分を何かにはめ込むことほど愚かな行為は無い。
人と一緒に作業をして生きているから
仕事だから、と言って
なんでもかんでも和を一番に尊重する必要もなかろう。
個々人には、許容されるべきスペースが用意されるべきだと思う。

対人関係のなかで
人を好きになり、
相手をおもんばかって成長する事は大変有意義だし、
ガーっと没頭して熱中するのも素晴らしい。
しかし一方で
常に相手、自分ととも
一定の距離感を持って観察する様な視点も大切だ。

人と人との心の距離、空間的な距離が近すぎると
自由にのびのび生きれない。

人それぞれに距離感は違う。
孤独を強く感じながらも
安易に人と交わることでは孤独感を拭い去れない事は明らかだし、
だからこそ
ひとりひとりが
自分の心の声を尊重して耳を傾けている事が必要なんだ。

そうしてやっと
相手の声も聴くことができるようになるんだと思った。

でもね、
わたしは、
もし、
あなたがわたしを友達だと思ってくれてるのなら
夜中の3時でも電話かけていいんだよ。
自分のありったけの感情をぶつけて構わないんだ。

2010/01/09

「頭がいい」とは、文脈力である。


☚平成二十一年十月二十五日 初版発行
齋藤 孝










わたしもいっちょまえ(一人前)に、人並みに、
頭がいい状態の自分が好きだ。
「なんて賢いんだ!」 と思える状態が好きだ。

私の場合、それは歩いている時や
自転車を運転している時に感じる。
それは、自分が熟知している通りを行く場合に限られるが。

最近のわたしはやけに文脈づいている。
いや、今までの人生に脈略を考え無さ過ぎたとも言える。
しかし、それは自ら考え無かったのでは無く、
考えることができなかった。
わたしは物と物との接点、繋がりの背景を察する能力が劣る。
もっと早くから色んな事を関連付けて考えることができたなら
成長も速かったろう。

冬休み最終日、わたしはすっきりしなかった。
自分に色んな事が足りていない事だけが分かっていた。
本屋に行った。
わたしは五反田のAYUMI BOOKSで本をざっぴんぐしまくった。
しまっくった結果、4冊買った。
そのうちの一冊である。

好きな人達の気持が知りたい。
好きな人達が、今どんな状況にいて、今までにどのような人生の流れがあって、今をどうしたいと思って、ここから先がどう流れて行ったら嬉しいんだ、
そんなことを理解する力がもっとあったら
どれだけ素晴らしいだろう。

相手を知って、できる限りの一番を考えるには
その人の流れを少しでも多く考慮する必要があるように思う。
普通に生きてても色んな事象が起こり、そのタイミングに不可解な事もある。
わたしは全てを理性のうちに、理論的に人生を組み立てることはできない。
今は重要な時期だ。


そうこう考えるにあたり、大変意義深い一冊となった。
話をすこしはぐらかすと、
わたしのようなトンチンカンには、この様に説明とその実践の意味を説いてくれる本は有り難い。
読んでいて、何回もグサグサ胸に突き刺さった。
自分の至らなさを改めて確認できたし、
考慮すべき点をいっぱい指し示してくれたことで、自分がどう思考し、対応していく方法があるのか、具体的に考えられる幅を広げられるハズだと思う。
その場その場で体も頭も臨機応変・柔軟にフル活用です。

"難しくモヤの中"の状態は、判然とせず、全く本人にとって良くない。
それは本書でも書かれています。
面白さは確実に思考の明快さからくるはずだ。

もし、わたしにできることがあったとすれば
それはきっと、まず自分自身が面白く生きることだろう。
そして様々を笑ってかわして、元気で気分良くいることだろう。
それが土台になっていることだろう。
その上で相手の文脈に思いを馳せ、寄り添う事ができたらいいな。


今と、今からの経験は
きっと一生を見渡して、とても大切なセカンスになるだろうということを、わたしは思っている。

(今まで、意味を理解する前に発した言葉はきっと迷惑をかけただろうな。)
(ごめんね。)

さぁて、夜も明けてきました!