2010/01/24

孤独であるためのレッスン


☚2001年10月30日 第1刷発行
 2005年6月5日 第12刷発行
諸富祥彦著










この著者の様に
独りでいること、独りである事の大切さを
説いてくれる人がいて良かったと思う。
孤独であることで初めて、
自分の心の奥からの声を聴くことができるし
そんな自分とのスタンスが
様々な人と付きあっていく事の上で
お互いの大切な言葉にならない感情までも含めて
尊重し合える関係を築くことになるのだろうな。

自分の明るい場所も暗い闇の場所も
自分で受け入れて認めてあげることは大切な事だ。

自分を何かにはめ込むことほど愚かな行為は無い。
人と一緒に作業をして生きているから
仕事だから、と言って
なんでもかんでも和を一番に尊重する必要もなかろう。
個々人には、許容されるべきスペースが用意されるべきだと思う。

対人関係のなかで
人を好きになり、
相手をおもんばかって成長する事は大変有意義だし、
ガーっと没頭して熱中するのも素晴らしい。
しかし一方で
常に相手、自分ととも
一定の距離感を持って観察する様な視点も大切だ。

人と人との心の距離、空間的な距離が近すぎると
自由にのびのび生きれない。

人それぞれに距離感は違う。
孤独を強く感じながらも
安易に人と交わることでは孤独感を拭い去れない事は明らかだし、
だからこそ
ひとりひとりが
自分の心の声を尊重して耳を傾けている事が必要なんだ。

そうしてやっと
相手の声も聴くことができるようになるんだと思った。

でもね、
わたしは、
もし、
あなたがわたしを友達だと思ってくれてるのなら
夜中の3時でも電話かけていいんだよ。
自分のありったけの感情をぶつけて構わないんだ。

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