☚昭和二十二年十二月二十五日発行
平成九年五月二十五日 百十六冊
武者小路実篤
読みたい・読むべき本はどんどん嵩張る一方。
ぱらとめくった自序が心臓に突き刺さる。
散歩しながら読書に耽った。
品川~五反田~目黒~恵比寿~電車~家まで2時間ふらふら歩きながら。
今日はいつもの道が違う風景に見えるほど、気持ち良い。
風の強い日。
今年の冬を迎えるにあたり、わたしは少し戸惑っている。
今までの東京の冬をどう過ごしていたのか忘れてしまった。
あまり鮮明な思い出が蘇らない。
いつも新しい季節を迎えようとする時、微かな記憶の破片とか
匂いとか
音楽とかが、
今年もこの季節がやってきたよ、って前振りしてくれるけど
今年はそれがほとんど無い。
不思議だ。
それは幸せとか不幸せとかじゃない。
ただ、無常に巡って来た。
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