坊っちゃん
☚昭和二十五年 一月三十一日 発行
平成二十一年 五月二十五日 百三十九刷
夏目漱石
何たることでしょう。
坊っちゃんたる人物を知らない。
坊っちゃんの頑なな性質。
あのような人間が、どこかにいるか。
そして、あのような愛が、存在するか。
その後は。
無理矢理に一本義が存在して欲しいとは思わない。
坊っちゃんは清よりずっと若いんだし、
わたしが清だったら
坊っちゃんの小供のお顔だって天国から見たい。
しかしながら
そんなモノだって在りうることが許されている現代に
わたしは生きよう。
漱石は、何故あのような愛を描いたのかな。
"幸福な王子"如く、
清と一緒に養源寺で眠っているか。
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