☚昭和二十七年七月二十八日発行
平成二十年六月十日百三刷
Author;Franz Kafka
(1883-1924)
変身したことにより、だんだんと変身した生物に自分が飲みこまれてゆく…。
母親の訪れで、自分の意識が生物にのっとられつつあることを、知る。
そのグレーゴルの様子が穏やかで冷静であるからこそ、なお恐ろしく感じる。
これも"下水設備の無いところにテロリストが生まれる"という養老氏のおっしゃることにも繋がっている様な。
環境、外枠にも大きな影響を受けているんだね…
避けられない。
避けられない。
自分に与えられたもの。
どうにもできない。
グレーゴルの場合は自分の身体なんだ。
りんごもめり込むおぞましい肉体。
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