2009/11/30
2009/11/29
AS YOU LIKE IT~お気に召すまま~
☚昭和五十六年七月二十五日発行
平成二十年五月五日第三十八刷
Author:William Shakespeare
勝手な恋にまつわる思考がわたし(たち)と通じているところがあって興味深い。
本当に昔っからの大きな関心事なんですね。
もちろん、恋というのは仕事と立派に並列できるものだと思う。
それぞれに没頭したいな!
登場人物達が、自分の世界で、それが全世界だと思って生きている感じ、あまり他の事を気にしていないような奔放さ、素直さが羨ましい。
(これはわたしが使える言葉なのかな??)
にしても登場人物の名前がなぜ、かぶっているのだろう。
ひとつの物語なのだから、せめてみんな違う名前にして欲しかったなぁ。
だって、読解力の乏しいわたしは理解に苦しむじゃない?
物語が舞台の台本のように進むのが新鮮でした。
2009/11/28
2009/11/18
2009/11/15
脳の中の小さな神々
☚2004年7月10日第一刷発行
茂木さん著
この本はきむきむがくれた。
ありがとう、きむきむ!!
一番の衝撃は、
茂木さんの奥さんが「世界の中心で、愛を叫ぶ」を10ページぐらい読まれて、ゴミ箱に捨てちゃったというP.233の4行です。
わたしはリサコ(専門時代の友達)に借りて読んだ。
一応最後まで読みました。
ジーンとした気がする。
子供騙し的要素があるのかな。
ディテールは覚えていない。
茂木さんの奥さんはすごいな!!
脱線しますが、「東京タワー」も感動した記憶はありますが
結末をよく思い出せない。
案外結末を思い出せない本が多い。(特に昔読んだ本)
悲しい。
逆に結末が印象的だった本は
「吾輩は猫である」夏目漱石、
「正義と微笑」太宰治、
「老人と海」ヘミングウェイ かなぁ。
そんなふうに終わるんだ!って驚きみたいな"へぇ~"がありました。
話を戻し。
"アーティストの役割というのは美しい物を生み出して、そういうクオリアを人々の脳のなかに与えることなんじゃないでしょうか。(中略)ポジティブ、ネガティブっていうのはあとから人間がつける価値判断ですけど、どういうクオリアをその人が感じていたかという履歴にかなり依存すると思いますね。"
アーティストに限らず、わたしも美しいものに触れ合っていることは大切だ。
好きな芸術、自然、環境の中に少なくとも2時間は居てみることをしよう。
無理強いはだめだめ!
好きな自分の部屋でごろごろ、
好きなCaféでずーっと読書、いいね!!
知らぬ場所にいると"早く家に帰りたい!"って思うもんね。
訳の分らぬ話の展開でごめんなさい。
好きな事をやっているのが一番幸せだ!!
いいのだ、みんな好きに好きな事を続ければ。
シェークスピアも”As you like it”って言っているみたいだよ!(^^)!
なかなか面白いです。
次はそれをUPできるかなぁ!
2009/11/14
きょうの猫村さん1
☚2005年7月14日第1刷発行
2005年10月11日第9刷発行
ほしよりこ
デザイナーの松村さんからお借りしましたマンガ。
人情溢れる猫村さん。
テンポがゆっくりしていて和みます。
"なんか ちょっと 大切~みないな。"
そんなことを感じました。
今週は読み切れた本がありませんでした。
ipodに夢中の1週間でした。
♫
何を聴こうかとても迷うんだ。
そんなこと無い?
夜の街にはヴァネッサ・パラディーいいよ。
ドラマの主役になった気分になります。
相手はもちろんキムタク?
いやいや、こらこら。
昼休みにサティーを聴くと
集中が増す気がします。
朝はMJかアランフェス協奏曲(村治佳織ヴァージョン)
が気に入っています。
おすすめあったら教えてね。
かなり脱線しました。
チャンチャン❣
2009/11/05
あなたにもわかる相対性理論
2009/11/03
ノルウェイの森 (上)・(下)
☚2004年9月15日第1刷発行
村上春樹
1987年講談社刊
にしても。
まず、第一番目の感想は、
すこしニヒル過ぎる気がします。
※わたし個人の勝手な感想です。
異議・意見がある方はどうぞ遠慮なくお寄せ下さい。
現代的な話し言葉で話は進むので、すごく読みやすかった。
村上春樹さんのワタナベ君を通し
精神的にとても敏感な人々を見た。
"見た。"なんて、自分とはまるで違う人々のように表現しましたが
わたしだって精神病院に通っていないだけという
その違いしか無いかもしれないのです。
それくらい、薄い線引きなんだろうなぁと思った。
ひとり個人の頭で考えた理屈のようなモノに縛られて
"こうでなくちゃ、ダメだ"とか
"そういうはずだ、そうでない自分はおかしい"とか
"そうあるべきなんだ"とか思っちゃダメだと思った。
体の素直な反応を受け入れなきゃいけないんだと思った。
どれだけ素晴らしい理屈的なモノであっても、
頭と体は違うらしいのだ。
(最近のわたしはそう思っています。)
違うと割り切れたら、
自殺しなくても良かったんじゃないかな?
(それじゃ物語は成立しずらいのかもしれないけど)
そして、セックスでそんなに自分を追い詰めるのだったら、
それほどの悩ましい問題であるのなら、
セックスをしなければいいだけの話ではないのか?
死を最終的に選ばざるを得ない状況に陥るまで
強いる事では無いと思うんだけどな。
主人公の2人
そうせざるを得なかったようには見えなかったけどな。
2人とも冷静だったもん。
この物語はどのへんまで等身大に捉えていいのか判りませんでした。
村上春樹さんのこの本は映画化されるほどだから
多くの人々に受け入れられているのでしょうけれど。
わたしもそのうち賞賛せずには居れなくなるかな??
最後にワタナベ君が生きてくれて良かった。
2009/11/01
友情
☚昭和二十二年十二月二十五日発行
平成九年五月二十五日 百十六冊
武者小路実篤
読みたい・読むべき本はどんどん嵩張る一方。
ぱらとめくった自序が心臓に突き刺さる。
散歩しながら読書に耽った。
品川~五反田~目黒~恵比寿~電車~家まで2時間ふらふら歩きながら。
今日はいつもの道が違う風景に見えるほど、気持ち良い。
風の強い日。
今年の冬を迎えるにあたり、わたしは少し戸惑っている。
今までの東京の冬をどう過ごしていたのか忘れてしまった。
あまり鮮明な思い出が蘇らない。
いつも新しい季節を迎えようとする時、微かな記憶の破片とか
匂いとか
音楽とかが、
今年もこの季節がやってきたよ、って前振りしてくれるけど
今年はそれがほとんど無い。
不思議だ。
それは幸せとか不幸せとかじゃない。
ただ、無常に巡って来た。
2009/10/30
several worlds.
毎回感想を淡々と述べさせてもらっていますが、
たくさん、そこかしこに思い及ばす処があります。
文章を引用しても、伝わらない。
もしかすると
読んでも思い当たる経験が無いと判らない。
判らなくても心は動く。
人の数だけ、世界がある!
たくさん、そこかしこに思い及ばす処があります。
文章を引用しても、伝わらない。
もしかすると
読んでも思い当たる経験が無いと判らない。
判らなくても心は動く。
人の数だけ、世界がある!
2009/10/26
2009/10/24
坊っちゃん
2009/10/18
MY FATHER'S DRAGON
☝2000年2月10日 第一刷発行
2008年11月28日第十二刷発行
by Ruth Stiles Gannett
エルマーの冒険。
いやはや、後ろに訳注があるから、かろうじてなんとか読めました!
英語で読むと、自分の思っている以上に大袈裟な表現だったりしてとても面白い。
そして自分の中にキャラクターを作りやすいように感じました。
また数ヵ月経ったら読んでみよう!
スイミーみたいに読める部分が増えているかもしれない!
読み返すと、さっきは分からなかった部分がハッと分かったりするから不思議です!
楽しい!!!
そして、この本は茂木さんと、有吉さんにサインを貰った本なのです!!
へへっ…❣❣
"When facts receive
fantasies privail. Kenichiro Mogi 30 Sept. 2009."
有吉さんは、カメラ(映像を投影するやつ)の絵を描いて下さいました!!
ありがとうございます♫✦✿
2009/10/10
三四郎
☚昭和二十三年十月二十五日 発行
平成十九年十一月二十日 百三十七刷
夏目漱石
三四郎が高校を卒業し、東京へ上京して来るところから始まる。
三四郎が感じる東京という世界の目まぐるしいスピード、東京の人間、美禰子、また、自分の周りにいる人間との距離感が、わたし自身と近い感触を持った。
三四郎に届く母からの手紙、田舎の様子はいつも変わらないという印象を持つ。
それが古くさくも感じられ、それが大変ありがたくて、温かきもののでもあるというもどかしさ。
漱石は東京の人間なのに何故こんなに理解しているのだろう??
美禰子は理解し難き最上の女性として三四郎の視点から描かれている。
美禰子は賢い現実的な女性の最たるものだとわたしは感じた。
そして、三四郎は自分の距離感をもって美禰子を愛する。
美禰子はその三四郎のスタンスでは間に合わないという様な、そんなに気長な事ではこの先が思いやられる、という感じだったのではないかな。
その想いは野々宮さんに対してもそうだったのだろう。
美禰子は超現実派だけども、ロマンスも理解している人間。
だから出会ってしまった以上、三四郎がひっかかるから、三四郎と時間をもった。
でも、三四郎は美禰子の求めるスピードに追いつかなかった。
賢い女性なら、美禰子になった方がいいのだろう。
あいにくわたしは美禰子じゃない。
美禰子は三四郎と出会った時の着物で描かれる事をした。
三四郎との出会い・時間の刻印。
美禰子は現実的だから。賢い女だから。
三四郎はその辺の女の気持ちをまだ理解しきれていなかったから、
美禰子が”分からな”くて”苦痛”に成り得た。
三四郎はずっと自分の時間軸の中に居る。
美禰子は選んだ様に思われるかもしれませんが、
実際、美禰子に寄り添う気持ちや覚悟があったのは婚約者だけだったのでしょう。
きっと、好きだの、愛してるだの、たくさん溢れている。
でも、時間が合う、タイミングが合うみないなものは、それと離れたところにあって、
もっと現実的に確かなものだ。
ちなみに、好きという気持ち、愛、結婚ということを軽んじているのではありません。
それらが無い世界なんて、生きていないも同然です。
迷羊(ストレイシープ)から、現実的に美禰子は一歩遠ざかった。
三四郎はまだ、迷羊(ストレイシープ)の中に居る。
そんな気がする。
December 30 2008 クオリア日記”スケルツォの部分の飛躍”
も読んでみて下さい。
2009/10/01
CARVER'S DOZEN
なぜ英語のネイティブは、見知らぬ人にあいさつをするのか?
☚7月24日第一刷発行
これには、英語の醍醐味みたいな事がいっぱい盛り込んであります。
appleに、あんな意味があったとか、
わたしの好きな俳句”古池や 蛙飛び込む 水の音”とか
平家物語の序文とか
翻訳、逆翻訳などを通して
日本語の理解も深まるような気がした。
受ける印象も違った。
冠詞についても詳しく教えてくれる。
>①ドナルド・キーン訳
The ancient pond
A frog leaps in
The sound of the water.
②小泉八雲訳
Old pond
Frogs jumped in
Sound of water.
③新渡戸稲造訳
An old pond
A frog jumps in
A splash of water.
2009/09/29
Chipmunk's ABC
2009/09/22
吾輩は猫である
☚平成二十年 八月二十日 百七刷
著者 夏目漱石
わたしは安野光雅さんの絵も大好きです。
読み始めは、その文体に慣れず、進みが遅かった。
読み終えた今でも攻略するには程遠く、この先何回読んだところで、その世界を理解し尽くすことは大変難しいと思われる。
でも、わたしでも理解できる部分もちょくちょくあり、にやにやが一定のペースで途絶えなかった。
ぼんやりと意識下に漂っていた考えなどが『吾輩~』を読むことでハッと明らかにもなる事がたくさんあった。大変奥深い、大根的魅力がある本だと感じます。
今日一日の中で一番面白かった部分をご紹介致します。
>「ピサゴラス曰く天下に三の恐るべきものあり曰く火、曰く水、曰く女」
「希臘(ギリシア)の哲学者などは存外迂闊(うかつ)な事を云うものだね。僕に云わせると天下に恐るべきものなし。火に入って焼けず、水に入って溺れず……」だけで独仙君一寸行き詰る。
「女に逢ってとろけずだろう」と迷亭先生が援兵に出る。主人はさっさとあとを読む。
タマス・ナッシの十六世紀に書いた”色々女の悪口”を苦沙弥先生が、読みあげている部分であります。
このくだり、細君が家へ戻ってくる。
2009/09/16
脳を活かす勉強法
☚2007年12月18日 第1版 第1刷発行
2009年3月26日 第1版 第46刷発行
わたしは、かたくなな面もありまして。
自分が読みたい❢って思わないと、絶対に読めないのです。
英語を勉強するにあたり、この世には知の集積、勉強法の本がたくさん出ているから参考にしない手は無い。
役立てるものはすべて真似したい。
あらためて、電撃をくらった。
そして、おおいに英語の勉強に即効役立つ内容もある。
何より、勉強を自分のものにすることの歓びが、ひしひしと、伝わってくるのです!
勉強に憧れるほどです。
まぁ、わたしはこんなんですので、ある分野においてのマスターは期待できないことは知っています。
でも、やって無い分、やれることだって、かなりあるのだ!と思える。
あの茂木さんの「アソビ」の授業を受けて以来、茂木さんはわたしのMentor.
Mentorです。
2009年3月26日 第1版 第46刷発行
わたしは、かたくなな面もありまして。
自分が読みたい❢って思わないと、絶対に読めないのです。
英語を勉強するにあたり、この世には知の集積、勉強法の本がたくさん出ているから参考にしない手は無い。
役立てるものはすべて真似したい。
あらためて、電撃をくらった。
そして、おおいに英語の勉強に即効役立つ内容もある。
何より、勉強を自分のものにすることの歓びが、ひしひしと、伝わってくるのです!
勉強に憧れるほどです。
まぁ、わたしはこんなんですので、ある分野においてのマスターは期待できないことは知っています。
でも、やって無い分、やれることだって、かなりあるのだ!と思える。
あの茂木さんの「アソビ」の授業を受けて以来、茂木さんはわたしのMentor.
Mentorです。
2009/09/08
熱帯の夢
☚2009年8月23日 第一刷発行 茂木健一郎さん著。
先日、サインを頂いた本です。
>旅をすることの意義は、どれくらい真摯に突き動かされるかという点にある。問題は、旅をしていることの長さにあるのではない。どれほど没入し、そして動かされるか。故郷からはなれてしまうことができるか。自分の中に、その時の元素のようなものを取り入れることができるか。どんな「精霊たち」に出会うことができるか。
(中略)
いつかは行ける、というのではダメである。旅は、焦燥にかられて赴くのでなければならない。旅をすることが私たちの中に残す痕跡。それが大きく成長するのには時間がかかるということを理解しなければならない。ダーウィンがその「畢生の大作」・(Magnum Opus)である『種の起源』を世に問うたのは、50歳の時であった。ビーグル号の旅でガラパゴス諸島を訪れ、奇妙な生き物たちを観察し、進化論のアイデアを得てから、すでに四半世紀の時間が過ぎていた。
着想の「種」にとって、機が熟すのには、それだけの時間がかかる。できるだけ早く出かけて、魂のうちに種を植え付けなければならない。私も、すでに人生の半ばを過ぎた。何ものかの萌芽を抱くには、遅すぎるかもしれない。それでも、旅する衝動は消えない。おそらく、生涯の最後の瞬間に至るまで。もうすぐ人生を終えるような人までが心の中に種を植え付けて一体何になるのだという考えもあるだろう。それでも、心臓の鼓動が消えるその最後の瞬間まで、私たちは前に進み続ける。人間は、突き動かされてそうせざるを得ない生き物なのだ。
✿
前半の写しには、かなり重要なことばかりが並んでいるように感じます。
自分の知らない、馴染みのない世界を訊ねることは大きなストレスも伴うと思います。
出会った世界が鮮烈で、自分の世界をすべて押し流してしまうほどのものは、もしかしたら今までの自分にとっては脅威なのかもしれず、受け入れ難い気持ちに覆われてしまうかもしれません。
でも、茂木さんを知り得る限り観察していると、茂木さんはそれにとても強い。と感じます。
そんな脅威となりうる世界を自らの好奇心にそそのかされるままに、占領させることは、自分を強くして、大きくして、広くするチャンスなのだと感じます。
その大らかさを持ち続ける人間でありたいと思いました。
本全体は、もっとやんちゃな部分も多くあり、一気に読めます。
わたしにとっては、しづかにキラキラした鉱石のような本です。
2009/09/07
花椿 HANATSUBAKI
No.535 January 1995
☚この「サイコボーグ」1994年 は、何も知らずに、人形だと思っていました。とても精密でかっこいいから欲しかったのです。だから印象に残っていました。のちのち森村昌康さんが扮した芸術なのだと知りました。
※拡大して読めるかな?
No.562 April 1997
☚森村泰昌さんの展示会を拝見し、改めて文献を読んでみました。
No.563 May 1997
No.566 August 1997
No.568 October 1997
今回、読めた範囲で興味深いものをUPしました。
97年は中学校1年生ですねぇ。
まだわたしは読むことを億劫に感じている時代です。
No.572 Februay 1998
プリクラ全盛時代、あったね!
とくにマリリン・モンローへのオマージュは衝撃的でした。
これも森村泰昌さんの作品を先に知り、あとでモンローの写真を見ました。
✿
それがどした と言われると何とも言えません。
ただ、楽しいから(^^)。
自分への種まきです。そして、水やり、観察。
☚この「サイコボーグ」1994年 は、何も知らずに、人形だと思っていました。とても精密でかっこいいから欲しかったのです。だから印象に残っていました。のちのち森村昌康さんが扮した芸術なのだと知りました。
※拡大して読めるかな?
No.562 April 1997
☚森村泰昌さんの展示会を拝見し、改めて文献を読んでみました。
No.563 May 1997
No.566 August 1997
No.568 October 1997
今回、読めた範囲で興味深いものをUPしました。
97年は中学校1年生ですねぇ。
まだわたしは読むことを億劫に感じている時代です。
No.572 Februay 1998
プリクラ全盛時代、あったね!
とくにマリリン・モンローへのオマージュは衝撃的でした。
これも森村泰昌さんの作品を先に知り、あとでモンローの写真を見ました。
✿
それがどした と言われると何とも言えません。
ただ、楽しいから(^^)。
自分への種まきです。そして、水やり、観察。
2009/08/27
PEANUTS KEY WORDS Vol.2
2009/08/09
傾聴力
☚2008年8月8日 第一刷発行
2009年3月19日 第三刷発行
著者 古宮昇
>第一章 「傾聴」という援助法について
1 悩んでいる人を支える方法について
悩んでいる人やつらい思いをしている人を見ると、助けたい、ラクになって欲しい、と願うものです。助けるためにはさまざまな方法があります。その人に代わって問題を解決したり、それができないときには、解決策をアドバイスすることもあるでしょう。それさえできないときは、元気づけたり励ましたりするかもしれません。
でも、深く大きな悩みや迷いを抱えている人や心が弱っている人に、簡単に教えられる解決策もなければ、アドバイスをしたところで役に立たないことも多いでしょう。正しいアドバイスや解決法を実行できるくらいなら、とっくに自分で解決しているかもしれません。
また、悩んでいるとき、「元気を出しなさい」とか「くよくよするな」と励まされても、元気が湧いたり気持ちを切り替えたりなどできないこともあるでしょう。「うまくいくから大丈夫だよ」と太鼓判を押されたので「そうだね」とは答えたものの、本当に大丈夫だとは信じられないこともあるでしょう。
悩み苦しむ人を支える方法の一つとして、解決策やアドバイスを与えることのほかに、その人の話に親身になって耳を傾ける(傾聴)という方法があります。悩み苦しむ人にとって何より大きな助けになるのは、しばしば自分の話をじっくり聴いてもらい、自分の事を親身になって分かってもらう事なのです。
2 傾聴がなぜ支えになるのか
(1)自分を表現したいという願い
私たち誰もが自分を表現したいという深い欲求をもっています。絵画や音楽などの芸術活動や服をデザインして着ることなどは、世界中の人たちが大昔から行ってきた自己表現です。そして、なかでも最も身近な自己表現は、話をすることです。自分を表現することは私たち人間の深い欲求であり、それができないとき、私たちの心は窒息します。
さらに私たち誰でも、自分のことを分かってほしいと強く願っています。だから理解されないとき、深い孤独感を感じたりすごく腹がたったりします。人と人の間ではけんかになり、国と国の間では戦争の一因になります。
ですから私たちは、悩みを抱えて苦しんでいるときや心が弱っているとき、心配事や気になっていることを自分のペースで話し表現することが、特に大切になります。そして、それを親身になって分かってもらえると、さらに自由に話すことができます。そうして十分に表現できるにつれ、こころがラクになっていきます。それとともに、もともと私たちの内にあった強さ、たくましさが少しずつ蘇ってくるのです。
(2)成長を求める命の力
植物を育てるとき、光、温度、養分、水などの環境を整えます。植物は適切な環境があれば、その植物らしく育っていきます。人間が芽や茎を引っ張って伸ばそうとしても無駄ですし、植物にとってはきっと迷惑なことでしょう。また、盆栽のように、誰かが考えた「正しい」「美しい」形にしようと針金を巻きつけると、その人間にとっては好ましい形になるでしょうが、松の本来の形、その松がなりたい形とは違う、歪んだ形にしかなりません。
傾聴する営みにも同じことが言えます。植物にとっての適切な環境は、光、温度、養分、水ですが、私たちのこころにとっての適切な環境のひとつが、自分のことを分かってくれる人間関係なのです。ですから、苦しむ人、こころが弱っている人の語りを傾聴することは、その人が本来もっているしなやかさ、たくましさ、その人らしさが、育まれる、適切な環境を提供することなのです。
傾聴の根本には、「人は、適切な環境さえあればその人らしく成長していくのだ」という、人間の成長力があることを感じています。
では、人間誰しもがもっている自分らしさ、しなやかさ、たくましさが育まれる傾聴の関係とは、どのような関係でしょうか。次はそれについてお話しします。
✿
全部で151ページ。
”8/6(木)PM 12:35、自分の自己嫌悪は聴けていないところにあったのかもしれない。”
私は本を買った日と時間、その理由を本の終わりのページ辺りに書きつける。
昨日読み終わった。またもや本は線だらけになった。
波線直線、破線点線二重線…。
人が印を付けた本は読みにくいと思う。
この本は1,400円ですが、内容に対して安いと思う。2,100円くらいで売ってあっても、私は買うと思います。
2009/08/02
海辺の扉
☚浅井愼平 2008年発行。
>「あとがき」
サウスイーハトーヴ市のサンセットビーチ通りに別荘を持つことになった気分はどうですか。
この町はぼくが世界中を旅をしながら潮の香りのする場所をコレクションして作りました。
コラージュででき上がった海辺の町はあなたが扉を開ければすぐ目の前にあります。
そこはあなたの住むもうひとつのイメージの場所です。
質素で快適なベッドルーム、海の見える窓、ウッドのサンデッキ、小さなヨット、サーフボード、シュノーケル、フィンランド製の暖炉、そして、何よりこの町では素足で過ごせます。
ここに住めば、あなたの人生にとってなにが必要で大切なのか解ります。
人間は海から生まれました。
海を感じることは命を感じることです。
この本があなたの人生のさゝやかな、でもかけがえのない存在になることを願っています。
いつか、サンセットビーチの町で珈琲でも飲みましょう。
あなたもぼくも素足で。
海岸美術館にて
2008年 早春
先日、茂木さんと浅井愼平さんの対談に行った。
この本を持って行った。
浅井さんは対談後、茂木さんに丁寧に挨拶をなさって、くるりと帰られた。
あっ、と思って、持ってきた本を差し出して、サインをもらった。
そして、私はこの写真集を買った理由、自分の感想を、サインをしていらっしゃる間に手短に述べた。
浅井さん「このペンは太いな。太すぎる。もっと細いの、、、」
私「太いですか、そしたらこっちは細いです。」
油性のマッキーだったから、ラッキー。
サラサラッ…。
サラサラッ の間に私はとにかく、手短に、伝わるように、話した。
浅井さんはにこっと笑顔で「ありがとう。」
私「ありがとうございます。 あの、握手してください!」
ぎゅっつ!と浅井さんの手に力が入った。
私も感謝の気持ちで、きゅっと力を込めた。
嬉しかった。
ありがとうございます!
浅井さんの手はふかふかでとてもあったかかった!!
わたしは会場のクーラーで冷え切って冷たくなっていた事に気付いた。
写真集について、いろいろ伺いたい事があって、そんなchanceがあったらと思って持参していた。
それは叶わなかったが、とってもいい出会いだったと思う。
そんなことで、ひとりの人間はいろいろな想いを抱き、奮起して、元気になって、いっそう強く、輝いて生きていける勇気をもらう。
だから、とても良かった!
嬉しかった!
この写真集は本当に素敵です。
それは、今、わたしの様々な感情に訴えかける何かが写っているからだと思います。
買ったきっかけはヘミングウェイの写真があって、写真集の世界が、私の中でカチッと繋がって共感できたからでした。それが浅井さんに伝えた内容です。
でも、今日は違う写真に新たに感動しました。
不思議だね。
見れば見るほどに味わいが違って、いっそう”いいなぁ”って思う。
2009/07/21
桂枝雀のらくご案内~枝雀と61人の仲間
☚1996年 第一刷発行。
1939年神戸に生まれる。1999年4月没。
とても話し言葉がやさしくて、タンタンとリズムよく進む。
勉強不足故、1度読んだだけではオチが分からない噺(はなし)もあるが、読み進むにつれ、味わい深い面白味を感じられるようになる。
>まくら
いつの頃からか持ちネタを六十にしぼったのでございます。「六十」という数字には、宗教的な意味も、ましてや哲学的な意味もございません。自分の好きなネタを集めてみますとたまたま六十になっただけなのでございます。
どの噺も何百とある大阪落語のなかから選んだ私の仲間なのです。この六十人の仲間たちは、私を中心に円陣をつくっています。で、ひとりひとりがその円の外側に向かってボチボチと歩きだしているのです。それを私が「コレコレ、どこへ行くねんな」とよび戻します。よび戻す方法はただひとつ、お稽古のみであります。充分お稽古が足って、高座でもよく演らせてもらっている仲間は、私のひざのまわりでウロウロしていますが、めったに手がけない噺は正直なもんで、はるかかなたの隣町の方まで行ってしまっています。それを連れ戻して「マアマア気ィ短うせんとお戻りやす」と機嫌をとってますと、そのすきに他の仲間が脱走をはかるのです。
ちょうど園児を引率して遠足に出かけた幼稚園の先生みたいなものです。
度の仲間も好きで好きでたまらないネタばかりでございます。私の愛する仲間たちのノロケ話でございます。ネタのはなし、楽屋裏ばなし、むかしばなしにムダばなし。いずれも噺にひっかけましての六十+一席。おしまいまでごゆっくりとおつきあいお願いいたします。
昭和五十九年六月 桂枝雀
写真がもっと好きになる。
☚この題名を読んだだけで、とても素直な気持ちになった。
目次はもっといいし、本文もとてもいい。
菅原一剛さんはとてもやさしい視線を持った方なんだと思う。
>第1章 カメラと一緒に歩いてみよう。
写真の始まりは、いつもお散歩。
カメラを持って散歩してみよう。
”いい写真とは?”なんて考えずに、
発見したものをそのまま写してみよう。
そのとき感じた気持ちを込めながら。
その時感じた気持ちが、かならず写るから。
ぼくは子どもの頃からお散歩が大好きでした。
そしてお散歩とは逆に、
もともとは、写真が好きだったわけではありません。
ところが今では、そのどちらも大好きです。
実は、このふたつは驚くほどよく似ています。
お散歩の最大の楽しみは、たとえ慣れ親しんだ場所でも、
いつも新しい発見があることだったりします。
時間帯が変われば、同じ場所とは思えないほどに、
その光景は変わります。季節が変わればなおさらです。
新しい発見というのは、いつの日も不思議と、
ぼくたちを幸せな気分にしてくれます。
それは写真も同じだったりするのです。
いくら頭の中で「こんな写真が撮りたいな」と思っていても、
何といっても写真の場合は被写体という相手が必要で、
相手にも都合があります。
だから、相手に対して一方的に眼差しを向けたところで、
思い通りの写真が撮れるとは限りません。
そんなときには、どうしたらいいでしょう?
…
2009/07/02
恋愛がつづく方法
☜この本、2007年1月21日に買っている。(笑)
誰とも交際の履歴は無いが(!!暴露。)
多少の勉強も必要だろう…。そう思って買った。
だって、家ではかつて、母主観での恋愛話を聞いただけ。
わたし達娘3人は恋愛の れ さえ出てこない姉妹であるのだ。(少なくとも私は。)
今度きむきむに会うとき、これを持って行くよ!
>はじめに
本書でいう自尊心とは、エゴやプライドのことではなく、自分の人間としての価値を認め、自分を大切にする気持ちのことです。
あなたが自分に対してどういう見方をするかは、恋愛を含めえて人生のあらゆる側面に影響をおよぼします。
あなたが恋愛をするとき、どういう相手を選ぶか決定するのは、あなたの自尊心です。
あなたが選ぶ相手のタイプには、性格や外見だけでなく、信頼性、誠実さ、収入、将来の夢、ふるまいなども含まれています。
自尊心が足りない人は、自分に悪い影響を与える人を選ぶ傾向があります。「自分はいい人と恋愛をするだけの価値がない」とおもいこんでいるからです。悲しいことに、そういう人の恋愛は決してロマンチックなものにはなりません。
それに対し、十分な自尊心を持っている人は、自分にいい影響を与える人を選ぶことができます。「自分はいい人と恋愛をするだけの価値がある」と確信しているからです。
自尊心を高める方法はたくさんあります。
たとえば、その分野の本を読んだり、セミナーに参加したりするといったことです。
本書をじっくり読んで研究することも、その方法の一つです。
自尊心を高めれば、人生のすべての価値、とくに恋愛の質を高めることができます。
もしあなたが「自分はいい人と恋愛をするだけの価値がある」という確信が持てずにいるなら、そう確信が持てるようになるまで待ちましょう。自尊心を高めることができれば、必ずいい人が見つかり、いい恋愛をすることができるはずですから。
ジェリー・ミンチントン
1.うまくいく恋愛の条件を満たすこと
うまくいく恋愛とうまくいかない恋愛があるのは、いったいなぜでしょうか?
いい関係を築くためには、二人が次の条件を満たす必要があります。
・相手の目標を大切にしている
・相手に誠意を尽くし、おたがいが対等である
・共通のルールに基づいて行動している
・相手を尊敬し、信頼している
・自分らしくいられる
・同じ倫理観と価値観を持っている
更に付け加えると、同じ経験や共通の趣味を持っていれば、より一層深いきづなが深まります。
とはいえ、それは必ずしも不可欠な要素というわけではありません。
以上の条件を満たせば満たすほど、二人のきづなは深まり、おたがいがますます成長していくことができます。
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